日本原燃

ごあいさつ


 
今日、我が国は成熟社会を迎え、私たちは豊かな生活を享受しています。 また、これからも、生活は一層快適な方向に向かっていくことは誰もが疑わないところです。 この発展していく社会を支えているのは、ご存じのとおり電気ですが、 電気の使用量は、年々増加の傾向にあり、将来においても増大していくことが 予想されています。

電気は、石油や石炭をはじめとする様々な資源から作り出されており、 今日では原子力発電は全体の約3割を担う必要不可欠なエネルギーとなっています。 しかしながら、資源の少ない我が国では、これらの資源のほとんどを海外からの 輸入に頼っており、原子燃料のリサイクル利用を可能とする「原子燃料サイクルの確立」 が待ち望まれてきました。

この状況のなか、当社は、自然豊かな青森県六ヶ所村において、地域の皆様の ご理解とご協力をいただきながら、ウラン濃縮、低レベル放射性廃棄物埋設、 高レベル放射性廃棄物一時貯蔵、再処理の四事業を展開しており、 「準国産エネルギー」の創出に鋭意取り組んでいるところです。 現在、この4事業のうちウラン濃縮、低レベル放射性廃棄物埋設、 高レベル放射性廃棄物一時貯蔵の3事業を安全に操業しており、残る再処理事業については、平成22年10月のしゅん工を目指し、試験運転を進めております。

安定したエネルギーと美しい地球環境を未来の子供たちに残すため、 事業運営にあたりましては、原子力の平和利用はもちろんのこと、安全を最優先に 進めてまいります。
今後とも一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。